サムエル上1.20-22,24-28/詩編84.2+3,6+7,8+9/1ヨハネ3.1-2,21-24/ルカ2.41-52
今日、私たちは聖家族の祝日をお祝いしています。教会における「聖なる家族」としてのイエス様とマリア様とヨセフ様という家族を鑑みて、私たち自身の家族の生活のことを振り返る事のできる時です。
私たちのキリスト者としての生活/教会生活という背景の中で、親子の関係は結婚の秘跡の根底となる召命です。夫と妻の間に交わされる貞節と愛の約束に沿って、両親たちは、子どもたちを信仰のうちに導くようにとも招かれています。今日、私たちがお祝いしている聖家族は、私たちが信仰の厚い家族を築く/創りだすための指針となるのです。
第1朗読では、ハンナが、シロの主の家で自分の息子サムエルを神さまにゆだねる事が書かれています。第1朗読では、こどもは神さまから両親への祝福であることが表されているのです。まさに、こどもたちは、本当の神の子として生まれてくるのです。
ですから、第1朗読のこのメッセージは、こどもたちを信仰生活に導くという召命へと、私たちを導いています。神さまのことを教え、それ故に、隣人のために奉仕できる人になるという召命にも気づかせるようにと、自分のこどもたちを育てる両親は祝福されています。いつくしみ深く、隣人を助け、愛情深い子どもたちを育てることは、信仰の厚い子育ての方法です。両親を尊敬し、年上の人を敬う心を持つ事は、多分、信仰の厚い育て方をするという事の一例です。
教会は、聖家族について深く考えるようにと、私たちに呼びかけています。聖家族が私たちの本当の模範や閃き(ひらめき)、そして、家族生活の中での励みの源となりますように。聖家族は、両親が一生懸命に共に働き、お互いを受け入れ理解し合い、賢いこどもに育て、経済的に安定した生活を送る事ができるようにする事だけではなく、自分たちが神の子であり、神さまから愛され、そして、隣人たちを愛するように召されているという事を、本当に自覚できるように育てるための模範なのです。
私たちの家が、罪を裁く裁判所のようなところではなく、神さまに罪を告白できる告解部屋のようになりますように。
家族の皆が愛し合い、思いやりを持ちあえるように祈りましょう。同様に、小教区の、そして、教会全体の中で、私たちの教会のすべての信徒たちのために、本当の愛と平和がありますように。新しい年を迎えるにあたって、すべての家族に神さまの祝福がありますように。
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