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12月24日-25日・主の降誕(B)

・     主の降誕(夜半)  イザヤ9.1-3、5-6 ・詩編96.1+2、11+12、9+13・ テトス2.11-14 ・ルカ2:1-14・     主の降誕(日中)  イザヤ52.7-10・詩編98.1、2+3a、4+5・ヘブライ1.1-6・ヨハネ1.1-18

この世界と私たちの心におられるキリストの偉大なる光を祝う



クリスマスの中心的テーマである神さまが人としてこの世においでになったという事は、神さまがイエス キリストという人間の姿をとられた事への信条であり、私たち皆にとって感謝すべき現実です。私たちは、一般的に、神さまの愛といつくしみが主の降誕に表れていると理解しています。ですから、神さまの愛の深さと、神さまの愛が、私たち一人ひとりにとって身近なものとなる事について、私たち皆が黙想するようにと招かれています。クリスマスの間、私たちの心の中にすぐに思い浮かぶ事は、キリストのご降誕によってもたらされた平和と和解についての天使たちからのメッセージです。私たちは、お互いに、クリスマスのお祝いと地上での平和、そして、すべての人々に対する善意を伝え合います。皆で、これらのクリスマスの贈り物を分かち合いましょう。



私たちには、この世界にとってキリストの光が必要であることを物語っている、人類の経験と歴史について気づかせてくれるクリスマスイブと夜半ミサの典礼があります。私たちは、「このキリストの光」が、今もなお必要なものであるという事に気付いています。聖霊の働きは、私たちがお互いをより近くより親密になり、刺激し合い、そして、惹きつけ合うようにと働きかけてくれるので、とても魅力的なものです。クリスマススピリットが響き渡るのです!



私たち一人ひとりの家庭や世界には、私たちの日々の生活の中に、ときどき薄暗闇をもたらす事柄が問題として残っているかもしれません。皆でクリスマススピリットに身を任せ、痛みや悲しみを和らげ、キリストの光を輝かせましょう。私たちは、日々の生活の中に、このキリストの光によってもたらされる大いなる素晴らしさを知る事でしょう。



イエス様がお生まれになった所は、一晩だけでも快適とはとても言えないような環境の中にありましたが、神さまの愛の素晴らしさを経験するために訪れるようにという大きな招きがありました。主の降誕の光景はシンプルですが、魅力的なものです。確かに、いつもイエス様の飼い葉桶の事を魅力的だと考える事は、私たち皆が、日々の生活の中で問題だと思っている事に対する解決策となり得ます。イエス様の飼い葉桶に対して、もうすでに興味や魅力が薄れてしまっている事に気が付くという事は、不満や支配や傲慢やストレスや不安、そして、多分、戦争の根本であり源となっている私たちが、世界からすでに排除されているというサインかもしれません。



私たちは、星に従う事を選び、質素で貧しくとも皆に生きる力を与える事を選びます。クリスマスの持つ働きは、迷っている人を見つけ出し、傷ついている人を癒し、飢えている人に食べるものを差し出し、家庭や国家を再建する事なのです。



皆さんに、神さまの豊かなお恵みがありますように。皆さんの心とそれぞれの家庭が、平和のうちにあり続けますように。愛と素晴らしさに溢れるクリスマスをお過ごしください!