知恵12・13、16-19・詩篇86.5+6,9+10、15+16・ローマ8.26-27・マタイ13.24-43
今日の福音は、先週の日曜日の聖マタイの福音の続きで、私たちは、すぐに黙想のための重要なポイントを考えることができます。同時に、私たちの心に植えられた種を育てることと、神さまのみことばを広めることに関するテーマは、先週の私たちのはっきりした黙想の主題でしたが、今日は天の国(神さまの国)とはどういうところなのかという、イエス様の説明についてです。
私たちに提示され説明されている王国は、主に今ここで(現在のこの世界で)人間関係の間に存在する環境や状況であるということを理解しましょう。同時に、この王国は場所であるという私たちの理解への固執から離れられないかもしれませんし、私個人としては、理解する上で全く悪くはないと思います。王国が状況であるか場所であるかというこれらの理解は、今日の朗読で伝えているとても重要な事をピックアップする邪魔にはなりません。この王国は、その時の状況であり、福音の真価が優先する場所でもあるからです。
正義と平和、真実といつくしみ、他のすべての人間の尊厳への心配り、忍耐と良い判断、良いコミュニケーション、理解とゆるし、そして、その他の多くのイエス様の生涯が映し出されている真価が、福音の真価には含まれています。
ですから、これらすべての福音の真価を得るということは、種を蒔く人(今日の福音朗読では農民)に豊かな収穫を与えるための最も効果的な方法です。忍耐と良い判断のもとに十分に会得された、これらの同じ真価の存在は、要するに天の国自体の最終的なイメージです。
今日の第一朗読から、私たちは、神さまの権威と力、正義と力強さには、やさしさが伴うということを理解することができます。実際には、たとえまだ小さな集団、強い集団、弱い集団に分かれていても、様々な目的をもって、「やさしさ」は、すべての個人個人とすべての共同体から求められています。私たちは、忍耐強くて親切な時、考えられる悔い改めに「希望」を与えます。
私たちの祈り:私たちの力の源である天の御父よ、私たちの敵からの欺瞞的な計略に出会った時は特に、あなたの霊の助けをいつもはっきりと知ることができますように。あなたの霊の賜物を私たちにいつまでもお与えください。そして、同じあなたの霊の実りを味わわせてください。私たちは、あなたのご意思と、あなたの王国の発展を妨げるあらゆる悪の力に対する私たちへのあなたの忠実さを信じます。私たちの主キリストによって請い求めます。アーメン。
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